植物タンニンなめしとは?特徴、メリット、注意点を詳しく解説
イタリアの伝統的な製法で有名な「植物タンニンなめし革」 レザーファンの方には馴染みのある革のひとつですが、近年はサステナブルなライフスタイルを意識する人々にからも注目を集めています。 Munekawaでも植物タンニンなめしで作られた革を使用しています。植物タンニンなめしとは一体どのようなものなのでしょうか。本記事では、その技法の特徴からメリット、注意点などを詳しく解説します。 Munekawaの「革」について 植物タンニンなめしとは? 植物タンニンなめしは、自然由来の植物から抽出された「タンニン」を使用して、動物の皮を革に加工する方法です。このタンニンを利用して皮の繊維を安定化させ、腐敗を防ぎ動物の皮を革に加工します。 Munekawaで使用しているブッテーロ。イタリア産の植物タンニンなめし牛革です。 植物由来の成分のみで行うため、化学薬品を一切使用しないことが特徴。エコフレンドリーな製法として、古くから伝統的な方法でありながら、近年では環境への意識の高まりとともに再評価されています。 代表的な植物タンニンの原料 ミモザ ケブラチョ オーク 栗 これらの木々から抽出されたタンニンが革を引き締め、耐久性を持たせる役割を果たします。 植物タンニンなめしの特徴 自然な色の変化と経年美 植物タンニンなめし革は使うほどに「味」が出る素材。時間の経過とともに、太陽光や摩擦により革の色合いが深く変わり、艶やかさが増すという特徴があります。 Munekawaではメインで使用しているブッテーロや、マレンマといった革が植物タンニンなめし革にあたり、豊かな経年変化(エイジング)が楽しめる革素材です。 名刺入れThroughどちらもブッテーロのグリーン。使い続けることで深く味わい深い風合いに変化します。 革は顔料染色による染色が一般的ですが、植物タンニンなめしは、染料によって染色をしているため、革の本来の個性を活かした透明感のある表情に仕上がります。そのため、トラ(革のシワの跡)やキズといった革の表情が活きているのも植物タンニンなめしの特徴のひとつでしょう。 キズは、牛の成長過程で体についた傷の跡です。 トラ(シワ)は牛の体のシワの跡。革好きの人には魅力的な部位です。 Munekawaの製品作りでは、こうした自然の風合いを一枚一枚確かめながら、革のどの部分からどう裁断するか判断をして製作を行っています。 硬さと柔らかさのバランス 植物タンニンなめしで作られる革は、時間をかけてなめす事で繊維密度が高くなり長く使用してもコシを失わない丈夫な革になります。 加工直後はしっかりとした硬さが感じられるものの、使い込むうちに手に馴染む柔らかさが生まれます。 ショルダーバッグ Caddis日常的に使うバッグや財布に使える強度が革の持ち味のひとつ 植物タンニンなめしがバッグや財布といったアイテムに適している理由は、耐久性と柔軟性を兼ね備えているため、というのが大きな理由のひとつなのですね。 植物タンニンなめしのメリット...